AmazonのKindleで販売する本の価格を決めるときのポイントを紹介していきます。値段を決めるコツを押さえることで、より多くの人に購読されることができます。その結果、ランキング1位(ブランディング)や新規の見込み客(読者リスト)に効果をもたらします。
現在、Kindleで電子書籍を出版している方・これから出版しようと思っている方で、
- 値段の決め方がわからない
- Kindle出版のメリットをより多く得たい
と感じているのであれば、この記事で紹介している内容を参考にしてみてください。
AmazonのKindleで本を出版するには?
アマゾンのキンドルで電子書籍を出版する前に
- キンドルで電子書籍を出版するメリット
- キンドルで本を出版する方法
について知っておく必要があります。
これから上記2つのことを説明していきます。
アマゾンのKindleで電子書籍を出版するメリット
Kindleで電子書籍を出版するメリットは
- 実績・ブランディングできる
- 印税収入が得ながら集客できる
- 新たな人脈ができる
- 自分のノウハウ・経験を認知してもらえる
- 信頼や権威を獲得できる
などがあります。
アマゾンのKindleで電子書籍を出版する方法
Kindleで電子書籍を出版するためは、
- KDP(キンドル ダイレクト パブリッシング)に登録する
- 出版する本の企画をつくる
- 本のテーマを決める
- キャッチコピー・デザインを選定する
- 表紙カバーを作成する
- 目次をつくる
- 原稿を執筆する
- 原稿を電子化(EPUB化)する
- KDPで出版手続きする
の9ステップで取り組む必要があります。
ここでは、1番目の「KDP(キンドル ダイレクト パブリッシング)に登録する」について紹介していきます。
他の手順については、
初心者でもわかる!Kindleで電子書籍を出版する具体的な方法
で解説していますので、こちらをご参照ください。
アマゾンのKDP(キンドル ダイレクト パブリッシング)とは

Kindle Direct Publishing(KDP)とは
「アマゾンが運営するKindleで本を出版・販売するためのサービス」
のことです。
KDPに登録することで
- 年齢に関係なく、誰でも出版できる
- 印税収入が入る(最大70%)
- 無料キャンペーンを実施できる
- Kindle Unlimitedの会員さんに無料で読まれても報酬を得られる
などのメリットがあります。
Amazonは月間利用者数が5253万人(2020年4月時点)で優れた集客力を誇っています。さらに、「Kindle」は電子書籍市場の45%を占めるほど人気・認知度を高いのが特徴です。
なので、
ビジネス拡大には電子書籍を出版して自身をブランディングするのが効果的
です。
KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)に登録する方法
AmazonでKindleで電子書籍を出版するためには、はじめにKDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)に登録しなければなりません。
KDPの登録手続きは
- KDPでアカウントを作成する
- KDP(kindle direct publishing)の利用規約に「同意する」
- 情報の入力(著者/出版社情報・支払いの受け取り方法・税に関する情報)
の3ステップです。
手続きの詳しい方法は
Amazon KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版するにはアカウント登録が必要!その方法を解説!
で解説しています!
Kindle本を出版手続きする方法

AmazonのKindleで電子書籍を販売するためには、KDP(キンドル ダイレクト パブリッシング)での出版手続きが必須です!
Kindle本の出版申請は、
- Kindle本の詳細
- Kindle本のコンテンツ
- Kindle本の価格設定
の3つの手順で進めていきます。
出版申請の方法は
Amazon KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版するにはアカウント登録が必要!その方法を解説!
で詳しく紹介していますので、こちらを参考にしてください。
Amazon Kindleで電子書籍を販売するときの値段の決め方

アマゾンでKindle本を出版・販売するとき「価格はいくらにすればいいの?」と感じることでしょう。その疑問を解消する方法をここで紹介していきます。値段をつけるコツを知ることで、より多くの人に購読してもらいながら、印税収入やメルマガ読者(ファン)を増やすことになるでしょう。
KDPで無料キャンペーンを実施して値段を0円にする
KDPで無料キャンペーンを実施して0円で販売するためには、事前にKDPセレクトに登録しておく必要があります。KDPセレクトへの登録方法は下図の赤枠にチェック「レ」を入れることです。

「KDPセレクトに本を登録する(赤枠)」にチェック「レ」を入れた上で出版手続きをします。
もし、KDPセレクトに登録済みの場合は、KDPにサインイン後に

無料キャンペーンを実施する本の右端にある「・・・」から「キャンペーンと広告」(赤枠)を選択します。すると、下図のようなページが表示されます。

「価格キャンペーンを実施」の枠内にある「無料キャンペーン」を選択し、オレンジ色の「無料キャンペーンの実施」をクリックします。

無料キャンペーンの作成ページが表示されましたら「キャンペーンの開始日と終了日」を決まます(最大5日間)。それぞれ日付を選択した後、「変更を保存」を押します。
日本時間では、17時にキャンペーンが開始し、終了日翌日の16時59分に終了します。

KDP(キンドル ダイレクト パブリッシング)で無料キャンペーンを実施して0円でする方法の紹介は以上となります。Kindle本の値段の決め方の2つ目は「最低価格99円で販売する」パターンです。
Kindleの最低価格99円で販売する
ここでは、Kindle本の値段を最低価格99円で販売する方法をお伝えしていきます。Kindleで出版・販売する電子書籍の価格を安くすることで、多くの方に購読してもらうことが狙いです。
まずは、KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)でサインインします。

次にKindeleで販売する電子書籍の価格を99円に変更します。対象となる本の右端に「・・・」のマークにマウスのカーソルを合わせて「権利、ロイヤリティ、価格の編集」をクリックします。

電子書籍の価格設定を編集するページの中に「ロイヤリティと価格設定」の項目があります。この項目内にある「希望小売価格」の下に値段を入力する欄がありますので、ここに「99」に変更します。

キンドルで販売する本の値段を99円にした後「Kindle本を出版」をクリックすれば、価格変更は完了です。
KDP(キンドル ダイレクト パブリッシング)で電子書籍を最低価格99円で販売する方法の紹介は以上となります。Kindle本の値段の決め方の3つ目は「Kindle Unlimitedの会員は無料で読めるようにする」手法です。
Kindle Unlimitedの会員は無料で読めるようにする
ここでは、キンドル本を「Kindle Unlimitedの会員は無料で読めるようにする」方法をお伝えしていきます。キンドル アンリミテッドの会員は無料で読んでもらうように設定することで、新規の読者リストを獲得するときに効果的です。読者にページをめくってもらう毎に印税収入が増えるメリットもあります。
まずは、KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)でサインインします。

KDPセレクトに本を登録する(赤枠)にチェック「レ」を入れます。あとは出版手続きに必要な事項を入力し、Kindle本を出版すればOKです!
kindle unlimited (月額980円の読み放題サービス)の有料会員は無料で読めますが、それ以外の人は有料になります。会員でない人にも読んでもらいやすくするためには、電子書籍の値段を「最低価格99円」にして販売することがオススメです!
KDP(キンドル ダイレクト パブリッシング)で「Kindle Unlimitedの会員は無料で読めるようにする」方法の紹介は以上となります。Kindle本の値段の決め方の4つ目は「印税率が70%になる価格帯で販売する」手法です。
印税率が70%になる価格帯で販売する
ここでは、キンドル本を「印税率が70%になる価格帯で販売する」方法をお伝えしていきます。Kindleで出版した電子書籍が売れた場合、通常ですと価格の35%が印税収入として受け取れますが、次に紹介する2つのポイントを押さえることで「印税率を2倍」にできます。
ちなみに、紙の本ですと印税率が~10%ですので、Kindle本の印税率が圧倒的に高いことがわかります。
印税率を70%(通常は35%)にするためには、
- KDPセレクトに登録する
- 価格を250円~1250円に設定する
の2つの条件を満たす必要があります。
Kindleで販売する電子書籍の値段を「99円~249円」もしくは「1251円~2000円」にすると、仮に印税率が70%に設定したとしても、自動的に35%に変更されます。
もし、KDPから販売価格の70%もの印税をもらいたいのであれば、価格帯を「250円~1250円」するといいでしょう。
Kindle本の値段は「キンドル アンリミテッドの会員は無料」がおすすめ!

アマゾンのキンドルで販売する本の値段は「キンドル アンリミテッドの会員は無料」にするのは、読み手・売り手の両者にメリットがあるからです。ここでは「Kindle Unlimitedのポイント」を3つ紹介していきます。
Kindle Unlimitedの月額料金は?無料期間はあるのか?
ここでは「Kindle Unlimitedの月額料金」について紹介していきます。会員になることで、和書12万冊・洋書120万冊もの本が読み放題です。PC・スマホ・タブレットの端末で場所を選ばずに読めるのもKindleが提供する電子書籍サービスのメリットでしょう。
Kindle Unlimitedの月額料金と無料期間につきましては、
- Kindle Unlimitedの料金:月額980円(定額)
- 無料期間: 30日
の通りです。
新品のビジネス書を1冊購読するよりも安い価格で利用できるので、かなりお得なサービスです!しかも、30日間の無料期間があるので、試しに利用してみて良くないと思ったら解約すればOKです。
あなたがKindleで電子書籍を出版したり、資料・ブログ・メルマガなどを作成したりするときに参考となる本を無料で入手できるところも「Kindle Unlimitedの会員になるメリット」として挙げられます。
Kindle Unlimitedの会員が無料で購読した場合、印税はもらえるの?
あなたが出版した電子書籍を「Kindle Unlimitedの会員が無料で読めるようにした場合、果たして印税は発生するのか?」は気になるところでしょう。
結論を言いますと、「印税は発生します!」ということです。ちなみに、1ページ読まれるごとに約0.5円の印税を得られます。仮に1冊50ページの電子書籍を1ヵ月で1000人に読んでもらった場合、印税額 は25,000円(=50 × 0.5円 × 1000)です。
1人でも多くの方に購読してもらうためにも「Kindle Unlimitedの会員が無料で読める」ように設定すると良いでしょう。
【まとめ】Kindle本の値段は有料(最低価格:99円)と無料の2つで設定しよう!
ここまで「アマゾンのKindleで出版する本の値段の決め方」をテーマにお話ししていきました。
お伝えした内容をザッと確認しますと・・
- AmazonのKindleで本を出版するには?
- アマゾンのKDP(キンドル ダイレクト パブリッシング)とは
- KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)に登録する方法
- Kindle本を出版手続きする方法
- Amazon Kindleで電子書籍を販売するときの値段の決め方
- Kindle本の値段は「キンドル アンリミテッドの会員は無料」がおすすめ!
の4つです。
キンドル本の値段をつけるときのポイントは、
- Kindle Unlimitedの会員:無料
- 会員以外の方:有料(最低価格の99円)
です。
アマゾンのKDPで電子書籍を出版する主な目的は印税収入で儲けることではなく、
- 実績づくり(ブランディング)
- 新規の見込み客(読者リスト)の獲得
の2つです。これらの目的を達成するためには「Kindle Unlimitedの会員は無料」「会員以外の方には最低価格99円」で販売することで、1人でも多くの方に購読してもらうようにするのが効果的です。
もしKindleで電子書籍を出版するときに「販売価格をいくらにするか?」で悩んでいるのあれば、この記事で紹介したことを参考にされてみてください。
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