こんにちは、パーソナルプロモーターの小林です!
今回は、これまでにKindleで電子書籍を出版することにしたことがないけれど「ぜひ出版してみたい!」と感じている人に向けて、具体的な方法をお伝えしていきます。
僕自身、Amazon Kindleで出版する前は、「電子書籍を販売することって難しそう・・」と感じていました。
なんですけど・・実際に「キンドルで自費出版する方法」を知り、試しにやってみましたが、かんたんに出版し、Amazonランキング1位の実績を獲得しました。
ここで紹介する記事を読むことで
Kindleで出版したことがない人でも電子書籍を出版できる
ようになります。
それでは、これから1つずつ方法を紹介していきます。
Kindle出版とは
まずは「そもそも『Kindle出版』とは何か?」について。
Kindle出版とは「Amazonが提供している電子書籍サービス」のことです。
別名:KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング )
Kindleで出版するのに特別なスキルは必要ありません。
個人でかんたんに出版できます。
紙の本を出版するときのように、わざわざ企画書を持って出版社へ交渉しに行く必要もありません。これまでの自分が経験したこと、得意なこと・好きなこと等をテーマにあなただけの本を出版できるわけです。
Amazon Kindleで出版することで実績づくり(ブランディング)ができます!
この他にも数々のメリットがありますが、これらは後ほどお伝えします。
電子書籍の市場

出典:インプレス総合研究所『電子書籍ビジネス調査報告書2020』
紙の本を販売している実店舗が年々減少しているのに対し、電子書籍の市場規模は拡大しています。2020年度以降も市場は右肩上がりで、2024年度には2019年度の1.5倍の5669億円程度になると予測されています。


出典:MMD研究所(https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1732.html)
電子書籍を利用するのは、
- 場所を取らない
- 紙の本より安い、無料で読める本もある
- 持ち運びが楽である
- いつでも読める
といったメリットがあるためです。
電子書籍には、いろんな種類がありますが、その中で一番人気があるのが
Amazonの電子書籍サービス『Kindle』
なんです!
アマゾンのKindleの他にも、電子書籍を販売しているサイトは、楽天のkobo・SONYのReader Store・大日本印刷のhonto電子書籍ストアなど、数多くあります。
その中で、
Amazonのキンドルを利用したことが人は45%超
と、群を抜いて多いです。
ですが、
出版している人はどうですか?
あなたの周りに著者はいますか?
おそらく、ほとんどいないでしょう。
裏を返しますと、これはチャンスです!
今後も書籍のオンライン化が進み、電子書籍の利用者が多くなると同時に、自費出版する人も増えることが見込まれます。
紙の書籍と電子書籍の違い
ここでは、紙の書籍と電子書籍の違い(メリット・デメリット)をお伝えします。

かんたんに紙の書籍と電子書籍の違いは、表のようになります。
紙の書籍のメリット・デメリット
【メリット】
- 形が残る
- 名刺代わりの営業ツールとして有効
- 装丁やデザインを工夫できる
【デメリット】
- 出版費用が高い(約300万円)
- 書店で販売できるかわからない
- 販売期間が限定される
- 黒字化は難しい
電子書籍のメリット・デメリット
【メリット】
- 低コストで出版できる
- 絶版がない(半永久的に販売できる)
- 印税率が高い(最大70%)
- 話題になると拡散されやすい
【デメリット】
- 発展途上(今後も市場が成長)
- 定価が紙の本よりも安い
- 自分で出版作業すると手間ひまがかかる
紙の書籍・電子書籍にそれぞれ長所と短所がありますが・・低コストで出版できる・印税率が高い・半永久的に販売できるメリットを考えますと、個人で実績をつくる場合は電子書籍をオススメします。
Kindle出版の仕組みとは?
ここでは「Kindle出版の仕組み」を紹介します。
全体の流れとしましては、
- KDPでアカウントを登録する
- KDPで出版手続き(本の詳細設定)をする
- Kindleで出版する本の審査が行われる(最大72時間)
- Kindleストアで販売開始される
の4ステップです。
年齢制限はなく、誰でもKindleで本を出版できます。
もし紙の書籍を出版する場合ですと、スムーズに工程が進んだとしても6カ月はかかると言われています。
Kindleで本を出版する場合、原稿と表紙カバーを準備できれば、最短即日で出版可能です。表紙と原稿をつくり、キンドル ダイレクト パブリッシング(KDP)で出版手続きするだけでいいわけです。
そう考えますと、Kindle出版は初心者の方でも取り組みやすいと言えます。
Kindle出版をオススメする理由
Kindle出版をオススメする理由としては、
- 印税収入を得られる
- 実績・ブランディングづくりができる
- 誰でも自由に出版できる
- 無料で出版することも可能である
- 自分の知識や経験を多くの人に知ってもらえる
- ファン(共感者)を集められる
などが挙げられます。
紙の書籍のように数百万円の費用、6ヵ月以上の時間をかける必要がありません。
Kindleで自費出版するために必要なのは、この7ステップ!

Kindleでセルフ出版するために必要なのは、
- テーマを選ぶ
- 仮タイトルを決める
- 読者対象(誰に向けてものか?)
- 著者があなたである理由
- 企画内容の特徴
- 著者プロフィール
- 本の構成案
の7つを大まかに決めることです。
最初はザックリつくり、後から追加・修正する感じで取り組みましょう。そうすることで、Kindleで出版する電子書籍の作成がスムーズに進んでいきます。
では、ここから各項目について解説していきます。
テーマを選ぶ
あなたがすでに
- 情熱があること
- 得意なこと
- 仕事や趣味を通じて知識が豊富なこと
をテーマに選ぶと良いです。
その上で重要になるのが、
世の中のニーズがあるかどうか
です。
世の中で求められているテーマを見つける簡単な方法は
- 書店やコンビニで販売されている書籍や雑誌
- Kindleストアで販売されている電子書籍
- YouTubeなどのSNS、ブログ記事
をチェックすることです。
できれば大手出版社や有名な著者が手をつけない分野の内容を選ぶと良いです。また、初心者向けのテーマを選ぶことも多くの人に読んでもらいやすくなります。というのも、何か情報を得ようと思っている読者は初心者が一番が多いからです。逆に中・上級者になるほど、読者数は減ります。
もし、あなたが専門的な知識を持っていて、中・上級者の読者が求めている情報を提供できるのであれば、その方々に向けたKindle本を出版するのも良いでしょう。
仮タイトルを決め
タイトルを決めないまま原稿を書くと、内容がテーマから外れる恐れがあります。逆にタイトルを大まかに決めておくことで軸がブレなくなります。
予めタイトルを決めることは、地図やカーナビを利用して目的地に進むようなことです。仮タイトルを決めておくだけで、寄り道せずにゴール地点まで行けます。
読者対象(誰に向けてものか?)
Kindleで出版する本を決めるとき、読者対象を定めておきましょう。
読者対象を決める要素としては、
- 性別
- 年齢
- 職業
- 年収
- 悩み
- 欲求
があります。
例えば、
- 30代男性
- 大企業に勤めるサラリーマン
- 年収1000万円
- 上司が無理難題な要求を押し付けてくる
- 仕事の効率を上げて残業時間をゼロにしたい
- 素直で勤勉家
などのような感じです。
誰に向けて書くのかイメージできていますと「何をどのように伝えるのが良いのか?」解りやすくなります。
著者があなたである理由
「なんで私がこんな本を書くのか?」を考える必要があります。本のタイトルを決めるときに重要な役割を果たします。
表紙に載せるキャッチコピーを考えるとき、
〇〇の知識をもとに
〇〇の経験をもとに
の2つのポイントを活用すると良いです。
例えば、
20年間にわたり蓄積した営業の知識をもとに
3ヵ月で123kg→97kgへ減量を成功させた経験をもとに
です。
その書籍を書く理由がハッキリしていると、書く内容が出てきやすくなります。その他にも、伝えるメッセージに説得力がある分、読者の満足度を上げることにもなります。
企画内容の特徴
企画内容の特徴をピックアップすることで、本のタイトルづくり・商品説明や宣伝告知で役立ちます。
内容の特徴を見出すときに使えるフレーズとして、
- 最近話題の〇〇
- 〇〇でもわかる
- マンガ
- 図解
が挙げられます。
- 最近流行のNetflix
- 初心者でもわかる
- マンガでわかるWebマーケティング
- 図解 人材マネジメント入門
のような感じです。
書籍の特徴がタイトルで打ち出させれてあると、ターゲットとなる読者の目に付きやすくなり、販売促進につながります。
なので、どんな特徴をもつ書籍を予め決めておくことは大事です。
著者プロフィール
あなたがKindleで自分の本を出版すると、『著者』という肩書が手に入ります。
そのとき、あなたの経験や実績、強み、本を書こうと思ったキッカケ・ターニングポイントなどを著者プロフィールで紹介することで「どんな人間が書く本なのか?」がわかります。それにより、信頼性と影響力を高められます。
このような効果を考慮すると、著者プロフィールをしっかり作成することは重要です。
本の構成案
本の基本的な構成は、
- はじめに(前付)
- 目次
- 本編(本文)
- おわりに(後付)
の4つのパートに分けられます。
「はじめに」の部分では、読者に本の主旨や読むときの心得などをお伝えする役割があります。
本の冒頭で
- 誰に向けて書かれたものなのか
- どんな内容なのか
- 読むことでどんなことを学べるのか
を書いておくことで、読み手が本文を読み進めやすくなります。
目次は本の企画で重要となる部分です。原稿を執筆する前に目次を決めておくことで、書くべき内容が明確になります。章の数に決まりはありませんが、目安としては「5章」あると良いです。また、章を細かく分けた「節」も同様に5つを目安に作成してみるといいです。
目次で「章」と「節」を大まかにつくった後、メイン(本編)の作成に取り掛かります。
「おわりに」は、本の内容をまとめる部分です。ここで本編の確認や読者へお礼のメッセージを書くことで、読んだ後の気分がスッキリします。
Kindleで出版する電子書籍のタイトル決め

Kindle本(電子書籍)を出版して売れるかどうかは、表紙のタイトルが大きな影響を持ってます!それだけ重要なところですので、しっかり売れるタイトルをつくるために大切なことを学んで実践していきましょう。
それで、ここでは
- 売れる本のタイトルに共通する4つのポイント
- タイトルの作成方法
をそれぞれ紹介していきます。
売れる本のタイトルに共通する4つのポイント
売れる本には、売れるだけの理由があります。
その中で特に注目すべきポイントは『タイトル』です。
売れるかどうかは”タイトルで8割決まる”
と言ってもいいぐらい重要です!
で、人気本のタイトルには、次の4つの共通点があります。
それが、
- ベネフィット
- 具体性
- 興味性・真新しさ
- 手軽さ・簡単さ
です。
例えば、
- 3ヵ月でTOEICのスコアが300→750にアップする
- 年齢=彼女いない男が30日以内に彼女をつくる方法
- 食事制限せずに7日間で2.3キロ痩せるプログラム
- 最新の稼げる起業・副業2021
- お金は銀行に預けるな
- さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
- 話を聞かない男、地図が読めない女
- 人は見た目が9割
などがあります。
タイトルの作成方法
Yahoo!やGoogleに載ってある記事タイトル、Kindleストアでランキング上位の本、レビュー数の多い本のタイトルを参考にすると良いです!

タイトルをつくる上で、
本の内容とタイトルに矛盾がないこと
が重要ポイントとなります。
この他にも、
- 誰に向けた本なのか
- どんなテーマを題材にしたものか
をタイトルで伝えることも大事です。
仮に「Kindle出版 入門書」というタイトルの本であれば、
- 内容:Kindle出版
- 読者対象:初心者
であることが分かります。
また、タイトルの文字数は長くなり過ぎないよう気を付ける必要があります。文字数が多いと何を伝えたいのかイマイチよくわからなくなるからです。
Kindleで出版する電子書籍の表紙カバー作成

ここでは「Kindleで出版する電子書籍の表紙カバー作成」について
- 表紙のサイズや形式
- 表紙カバー作成で使えるツール
- 自分で作る or 外注する
- 表紙カバー作成を外注する方法
の4つの観点から話をしていきます。
表紙のサイズや形式
電子書籍を出版するときに使う表紙画像は
- 縦2560ピクセル×横1600ピクセル
- JPEG
- 50MB未満
でOKです!
ピクセル:
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般的に「写真の要素」を意味する英語の「picture element」からの造語、または「写真の細胞」を意味する英語の「picture cell」からの造語とされる
JPEG(ジェイペグ):
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コンピュータなどで扱われる静止画像のデジタルデータを圧縮する方式のひとつ。JPEGが現在も静止画像規格の主流である。
MB(メガバイト):
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
情報の大きさを表す単位。メガはキロの1000倍。USBメモリ、SDカード、CD-Rなど記憶媒体の容量やファイルサイズを表すのに用いられる。
表紙カバー作成で使えるツール

無料版と有料版があります。
無料で使えるツールでお勧めなのが「Canva」です。
Canvaを使うメリットは、
- 無料で利用できる
- かんたんに作成できる
- オシャレな画像を編集できる
の主に3つです。
自分で作る or 外注する
Kindleに出版する電子書籍の表紙カバーを「自分で作る方法」と「外注する方法」があります。
自分で作ることで費用0円で済ませることもできます。
ですが、本の売れ行きの8割を決める表紙カバーを自分で作成せず、お金をかけてデザインのプロに
任せるのもアリでしょう。特にデザイン作成が得意でなければ、外注する方が時間や労力を省ける上に
販売数を増やすこともできます。
表紙カバー作成を外注する方法
AmazonのKindleで出版する本の表紙カバー作成を外注するとき、
のサイトを利用します。
ここで出品されている方は、ある程度は良質な表紙カバーを作成するスキルをお持ちです。ただ、本格的な表紙カバーをする場合は、上記サイト以外のプロにお任せするのも良いでしょう。
Kindleで出版する電子書籍の目次作成
ここでは「Kindleで出版する電子書籍の目次作成」で必要となる
- キーワードを選出
- 読まれる目次の作り方
をそれぞれお伝えしていきます。
キーワードを選出
読者がアマゾン(Kindleストア)で検索するとき、あなたが出版した本を見つけやすくするために重要なのが『キーワード』です。キーワードが本の販売数や売上を増やす可能性があります。
GoogleやYahoo!、Amazonなどのサイトでお客様が検索するときに、あなたの書籍を表示させる確率を少しでも高めるためにキーワード選定に力を入れましょう。
キーワードを選ぶとき、
「お客様はどんなキーワードで検索するのか?」
を考える必要があります。
自分の頭で考えるのも1つの手ですが、それだけでなく「ツール」を使うことも大事です。
読まれる目次の作り方
「そもそも目次の役割とは何でしょうか?」
人それぞれ答えに多少の違いはありますが『目次=本の構成』です。Kindle本の原稿を執筆するとき、はじめにやることが目次づくりです。最初に目次(=構成)をつくっておかないと、どんな内容を書けばいいのか分からなくなります。
それを事前に防止するためにも、本の構成をつくることがとても大切です。目次は書籍をつくるにあたり非常に重要なことですが、最初から良い構成にする必要はありません。実際に原稿を執筆しながら目次を修正・改良すればOKです。
で、
「読まれる目次をどうすれば作れるのか?」
このポイントを紹介します。
- トレンド
- ベネフィット(読者が得る感情的メリット)
- ギャップ(小学生が時給3万円稼ぐ)
- ノウハウ・テクニック(●●の方法、●●術など)
- 質問型(モテる人がやっている”ある”習慣とは?)
- 命令系(お金を増やしたければ貯金するな!)
- 具体的な数字(人は見た目が9割)
これらの要素を織り交ぜることで、読者の関心を惹く目次をつくることができます。Kindle本(電子書籍)を出版する際に参考にされてみてください。
KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版する電子書籍の原稿を執筆

KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版する電子書籍の原稿を執筆するときに知っておくと便利なことを紹介していきます。
ここでは、
- 読まれる本をつくるルール
- 短時間で原稿をつくる7ステップ
- Kindle本を出版するのに必要な文字数
を選出しました。
読まれる本をつくるルール
読まれる本を書くために必要なポイントは、
- テーマを1つに絞る
- 読者対象を決める
- タイトルをパッと見ただけで本の内容がわかる
- 共感を持てる内容である
- 自分の体験を伝える
- 感情に訴える
- 具体的に書く
の7つです。
短時間で原稿をつくる7ステップ
Kindleで出版するとき、
- 原稿を書く時間がない
- 書くのがめんどくさい
- 書く内容がわからない
などが壁となります。
これらの障害を取り除くために役立つ原稿作成のプロセスをお伝えしていきます。
- 仮で本のタイトルをつくる
- 仮で本の目次をつくる
- 目次に関係することを付箋に書く
- 付箋に書き出したことをグループ分け、順番づけする
- 原稿を書く
- 本の目次を決定する
- 本のタイトルを決定する
この7つのステップに基づいて原稿を書くことで時間を短縮できます。
Kindle本を出版するのに必要な文字数
Kindle本に文字制限はありません。1000文字でも50000文字でも大丈夫です。一般的には20000~30000字と言われてます。
Kindle本は紙の書籍(10万文字~)に比べて少ない文字数で出版できるメリットがあります。ただ、紙の本よりも低価格ですので、ボリュームを大きくするよりも手軽に読める内容をつくると良いです。
1冊300円程度なのに10万字ものコンテンツをつくるのはナンセンスです。得られる利益に対して時間と労力が掛かり過ぎてしまいますので。
文字数は少なくても満足してもらえるKindle本を出版する方法があります。
原稿をKindle出版に適した形式に変換

ここでは「原稿をKindle出版に適した形式に変換」について、
- Kindle出版するために原稿を『EPUB形式』に変換する
- 原稿をEPUBファイルに変換する方法
- EPUBファイル作成に時間をかけないコツ
- Kindle PreviewerでePubファイルの確認
をポイントにお伝えしていきます。
Kindle出版するために原稿を『EPUB形式』に変換する
まずは「そもそも、”EPUB”とは何か?」をお伝えします。
EPUBとは、
Electronic PUBlocationの略
で、
電子書籍を出版するときに必要なファイルフォーマット
のことを指します。
日本にある多くの電子書籍ストアが『EPUB形式』が導入されています。電子書籍を出版するときは、原稿を『EPUB化』することが一般的です。
原稿をEPUB形式に変換しておくことで、Kindle以外の電子書籍ストアでも販売可能となります。
Wordでも出版可能でありますが、読みにくいものになると言われます。
少しでもお金をかけずに出版するためにEPUBに変換しない方もいますが、結果的に本の価値を下げることになりますので、お勧めできません。
原稿をEPUBファイルに変換する方法
Kindle本の原稿をEPUBファイルに変換するには、
- でんでんコンバーター
- Romancer
- 一太郎
- iBooks Author
- Sigil
のツールの他にも、
- ライブドアブログ(livedoorBlog)
を活用する方法があります。
自分でEPUB化するのも良いですが、変換が面倒くさいと感じるのであれば、外注するのも良いでしょう。
EPUBファイル作成に時間をかけないコツ
EPUBファイル作成に時間をかけないコツは『業務を外注する』ことです。
あなたがEPUB化するスキルをお持ちで苦なく上手に変換できるのであれば、自分で行うと良いでしょう。もし、EPUBファイルへの変換できない、苦手・うまくできない、変換に時間がかかるなら外注して他のことに時間を活用する方が効率的に工程を進められます。
EPUBの外注先としては、
があります。
ここで紹介した3つのサイトを利用することで、低コストでEPUBに変換してもらえます。自分が不得意もしくは面倒だと感じる仕事は、どんどん業務委託することで生産性を上がるので、外注を活用するメリットは大きいと感じます。
Kindle PreviewerでePubファイルの確認
Kindleで本を出版する前に「電子化した原稿がきちんと反映されているか?」を確認する必要があります。
EPUBファイルを確認する方法は
- KDP内でプレビューする
- 「Amazon Kindle Previewer」をダウンロードして自分で確認する
の2パターンあります。
KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版手続き

ここでは「KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版手続き」について
- KDP登録の5ステップ
- Kindle本の詳細
- Kindle本のコンテンツ
- Kindle本の価格設定
のポイントから紹介していきます。
KDP登録の5ステップ
KDPとは「Kindle Direct Publishing」の略です。
月間利用者数が”5253万人”(2020年4月時点)のECサイト「Amazon」が提供する電子書籍の出版サービスです。「KDP(Kindle Direct Publishing)」に登録すると、Amazonサイト内にある「Kidleストア」で電子書籍を出版することができます。
これからKDPで登録するためのステップは
- KDPにアクセスする
- 「サインイン」をクリックする
- 「KDPアカウントを作成」をクリックする
- 名前・メールアドレス・パスワードをそれぞれ入力した後「KDPアカウントを作成」をクリックする
- 「Kindle ダイレクト パブリッシング」利用規約を確認した後「同意する」をクリックする
”5つ”です。
これから各ステップを紹介していきます。
1.下記URLより、KDPにアクセスする
2.「サインイン」をクリックする

3.「KDPアカウントを作成」をクリックする

*アカウントをすでに持っている場合は「Eメールまたは携帯電話番号」と「パスワード」を入力し、サインインする

4.名前・メールアドレス・パスワードをそれぞれ入力した後「KDPアカウントを作成」をクリックする

5.「Kindle ダイレクト パブリッシング」利用規約を確認した後「同意する」をクリックする

これでKDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)への登録は完了です。次はキンドルで電子書籍を出版するための手続きのやり方を紹介していきます。
Kindle本の詳細
KDP(kindle direct publishing)のトップページにある「電子書籍または無料マンガ」(赤枠)をクリックする

「Kindle本の詳細」(赤枠)をクリックする

ここで表示された6つの項目
- 本のタイトル
- タイトルのフリガナ
- ローマ字(半角英数)
- サブタイトル
- サブタイトルのフリガナ
- サブタイトルのローマ字(半角英数)
をそれぞれ記入します。
ちなみに、
- 小説を出版する場合を除き、「ノーベル」は無記入
- シリーズ本を出版しない場合、「シリーズ」は無記入
- 一度出版したものを改訂する場合、「版」を記入しておくと管理しやすい
で大丈夫です。

次に「著者」の項目で
- 主な著者等の氏名
- 主な著者等のフリガナ
- 主な著者等のローマ字(半角英数)
をそれぞれ入力していきます。
次に「内容紹介」の項目で

本の説明する内容を記載します。
次に「出版に関して必要な権利」の項目で

「私は著作権者であり、出版に関して必要な権利を保有しています」を選択します。
次に「キーワード」の項目で

出版する本に関連するキーワードを入力します(最大7つ)。
次に「カテゴリー」の項目で

出版する本が該当する「カテゴリーを設定」(最大2つ)します。
次に「年齢と学年の範囲」の項目で

「成人向けコンテンツ」で「はい」「いいえ」を選択します。
最後は「本の発表オプション」の項目で

「本の発送準備ができました」を選択し「保存して続行」をクリックします。
Kindle本のコンテンツ
「Kindle本のコンテンツ」(赤枠)をクリックする

まず「原稿」の項目で
- デジタル著作権(DRM)を選択する
- ページを読む方向を決める
- 電子書籍の原稿(EPUB 化されたもの)をアップロードする
をそれぞれ行います。
次に「Kindle本の表紙」の項目で

「参照」をクリックし、Kindle 本の出版用で作成した表紙をアップロードする。
次に「Kindle本のプレビュー」の項目で

「プレビューアーを起動」をクリックして電子書籍の中身を確認します。
次の「Kindle 電子書籍 ISBN」は未入力で OKです。
Kindle本の価格設定
Kindle本の価格設定をクリックします

まずは「KDPセレクトへの登録」の項目で「KDPセレクトに本を登録する」にチェックを入れます。
次に「出版地域」の項目で「すべての地域(全世界での権利)」を選択します。
次に「ロイヤリティと価格設定」の項目で

- ロイヤリティプランの選択
- 主なマーケットプレイスの選択
- 希望小売価格の設定
をそれぞれ行います。
主なマーケットプレイスは「Amazon.co.jp」に変更し、本の販売価格は「99円~2000円」の範囲で設定します。
ただし「ロイヤリティを70%」にするためには、Kindle本の希望小売価格を「250円~1250円」に設定しなければなりません。仮に99円で販売する場合、ロイヤリティは自動的に35%へ変更されます。設定価格によりロイヤリティが変わりますので、注意しましょう。
次に「本のレンタル」「利用規約」の項目で

本のレンタルするかどうかを選択します。レンタルする場合は「この本のレンタルを許可」にチェックを入れます。最後に利用規約を確認して「Kindle 本を出版」をクリックします。
これでKDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)での電子書籍の出版手続きが完了です。
まとめ
今回は「初心者でもわかる!Kindleで電子書籍を出版する具体的な方法」というテーマで、Amazonのキンドルで本を出版する方法をお伝えしてきました。
ここまで話してきました内容をまとめますと、
- Kindle出版とは
- Kindleで自費出版するために必要なのは、この7ステップ!
- Kindleで出版する電子書籍のタイトル決め
- Kindleで出版する電子書籍の表紙カバー作成
- Kindleで出版する電子書籍の目次作成
- KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版する電子書籍の原稿を執筆
- 原稿をKindle出版に適した形式に変換
- KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版手続き
の8つになります。
ここで紹介した内容を活用することで、あなただけのKindle本を出版することができます。もし興味あがりましたら、Kindleで電子書籍を出版してみましょう!
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