僕自身、会社員であった2015年冬頃からKindleで自分の本を出版したいと感じ始めました。それから3年半ほど過ぎた2019年7月に処女作を出版し、9カ月で4冊リリースして全作でAmazonランキング1位を獲得しました。
もし今、あなたが出版したいと思っているのであれば、早く出版して実績をつくることをオススメします!出版実績をつくることで様々なメリットがもたらされます。
Kindle本を出版したいと思ったとき「速やかに実行すれば良かった・・」と、今でも悔やんでます。
今回はその経験から「アマゾンが運営する電子書籍サービス『Kindle』でセルフ出版する方法・そのメリット」をわかりやすく紹介していきます。この記事を読むことで、Kindleでセルフ出版に対する敷居が低くなり、出版への意欲が高めてもらえると嬉しいです。
では、これからセルフ出版のメリットとその方法を1つずつ紹介していきます。
Kindleでセルフ出版する方法

Kindleでセルフ出版とは?
Kindleでセルフ出版とは、Amazonが提供している「KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)」を利用して個人が電子書籍を出版することを言います。
Kindle出版は、
- 誰でも出版できる
- ペンネームで出版できる
- 文字数に決まりはない
- 書籍の売れ残りがない
など・・出版しやすいのが特徴です。

「電子書籍って自分で出版できるの?でも、何かしら業者にやってもらうんでしょ?」
このように思われるかもしれないですが・・
実は、誰でも自分一人で出版できるのが『セルフ出版』なんです!
これまで書き溜めたブログの記事をまとめて出版することもできます。紙の書籍のように値段と時間をかけずに出版できるのです!出版社や書店に出向いて交渉する必要もありません!
これまで何の実績がなかったとしても、出版することで実績をつくることができるのも大きなメリットです。Kindle本(電子書籍)をセルフで出版する場合ですと、パソコン1台とネット環境があれば今日から取り組めます。

そう言われても、出版って難しそうだな・・
そう感じるでしょう。出版する前の僕もそのような思いがありました。ですが、実際に出版方法を学べば、Kindleで電子書籍を出版するのは難しくないので大丈夫です。一度でも経験すると、簡単だと感じられるでしょう。
副業や起業の初心者が取り組むのに最適な手法でしょう。

ふーん、そうなんだ。
じゃあ、どうやるの?
その方法をこれから紹介していきます!
Kindle本を出版するまでの流れ
Kindleでセルフ出版するには、次のプロセスで進めていきましょう。
- 出版する本のテーマを決める
- 表紙のタイトル・デザインを決める
- 表紙カバーを作成する
- 目次を決める
- 原稿を執筆する
- 原稿を電子化(EPUB化)する
- KDPで出版手続きする
この7ステップで取り組むだけでKindleでセルフ出版できます。
KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版するために必要なこと
ここでは、Kindleで本を出版するために必要なことをお伝えします。
必要なことは、
- Kindleで出版する表紙画像と電子ファイル(EPUB)を準備する
- KDPでアカウントを登録する
- KDPで出版申請する
の3つです。
「Kindleで出版する表紙画像と電子ファイルを準備する方法」は、こちらの記事で紹介しています。
初心者でもわかる!Kindleで電子書籍を出版する具体的な方法
「KDPでアカウントを登録する方法」と「KDPで出版申請する方法」は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
Amazon KDP(Kindle ダイレクト パブリッシング)で出版するにはアカウント登録が必要!その方法を解説!
アマゾン Kindleでセルフ出版する5つのメリット

アマゾンのKindleでセルフ出版する主なメリットは、
- 実績・ブランディングできる
- 印税収入が得ながら集客できる
- 新たな人脈ができる
- 自分のノウハウ・経験を認知してもらえる
- 信頼や権威を獲得できる
の5つです。
これから、それぞれのメリットを解説していきます!
実績・ブランディングできる
AmazonのKindleで本を出版するメリットの1つ目は『実績やブランディングできる』ことです。
「実績がないと出版できないんじゃないの?」
と質問されることがありますが、Kindleでは誰でも出版できます。
これまで無名であっても、認知度が高く優れた集客力を持つAmazonで電子書籍を出版することで立派な実績をつくれます。Amazonランキング1位を獲得することで、あなた自身をブランディングすることもできます!
その方法については、下記リンクの記事で紹介しています。
印税収入を得ながら集客できる
AmazonのKindleで本を出版するメリットの2つ目は『印税収入を得ながら集客できる』ことです。
出版した本が売れると、あなたの銀行口座に印税が振り込まれます。出版して販売数を伸ばすほど、印税が増えます。もし「実践して上手くいったこと」「継続して結果が出ていること」があれば、そのノウハウをまとめて出版すると良いでしょう。
出版後は何も手をつけずに、1冊で数万円の印税が月末に自動的に入金される状態をつくることも十分可能です。
Kindleで本を出版するメリットは印税収入だけではありません。
電子書籍の中にホームページやメルマガなどのURLを載せておくことで、集客もできるわけです。
仮に広告を出稿してメルマガの読者リスト(メールアドレス)を取得するのに1件あたり1000円~2000円かかると言われています。
もし電子書籍を出版して300リストを獲得できた場合、30万円~60万円分の広告費をカットできます。500リストの場合は50万円~100万円、1000リストの場合は100万円~200万円も得するわけです。
新たな人脈ができる
AmazonのKindleで本を出版するメリットの3つ目は『新たな人脈ができる』ことです。
ビジネスを始めたばかりの頃は、人脈はほとんどないでしょう。それでも、Kindle本(電子書籍)を出版することで、いろんな人と知り合うこともできます。Amazonで電子書籍を出版したことやメルマガを発行したことが知ってもらうチャンスとなるわけです!
Kindleは認知度が高く、幅広い層に利用されています。たとえ無名であっても、出版することで新しい人脈をつくるキッカケをつくれます。
自分のノウハウ・経験を認知してもらえる
AmazonのKindleで本を出版するメリットの4つ目は『自分のノウハウ・経験を認知してもらえる』ことです。
Kindleで出版できるカテゴリーは多種多様です。
たとえば、
- マーケティング、セールス
- スキル
- 投資
- 副業、起業
- 自己啓発
- 占い
- スポーツ
- 公務員試験
- 語学検定
- 美容・ダイエット
- ペット
- 国内旅行
- クラシック
などがあります。この他にも、たくさんのジャンルがあります。
もし
- 得意なこと
- 継続して取り組んでいること
- 結果を出し続けていること
- よく知っていること
があれば、その知識や経験をまとめて出版することもできるのです。Kindleで電子書籍を出版することで、あなたが持つノウハウや経験を多くの人に認知してもらえるキッカケをつくれます。
信頼や権威を獲得できる
AmazonのKindleで本を出版するメリットの5つ目は『信頼や権威を獲得できる』ことです。
以前は一部の優秀な人しか出版できず『出版=知的な権威』と考えられていました。出版すると、先生と呼ばれる存在になるイメージです。過去のイメージが今でも少なからず残っています。
出版して『著者』という肩書を持つことで、ライバルより頭一つ抜き出て差別化できます。
また、あなたのホームページやSNSで出版の実績があることをアピールできます。プロフィールで「著者」という肩書を紹介するだけで、信頼が得られて影響力を高めるでしょう!
Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法

Kindleのセルフ出版をビジネスに活用するには、
- 電子書籍内にホームページのリンクを貼る
- 電子書籍内にメルマガ登録のリンクを貼る
- 出版した書籍の内容や関連情報をSNSやブログで発信する
- セミナーや講演会などのイベントを開催する
- グループやコミュニティーをつくる
- 商品サービスを販売する
- 出版実績をホームページやブログ等に載せる
に取り組むことがポイントです。
これから1つずつ紹介していきます。
電子書籍内にホームページのリンクを貼る
Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法の1つ目は『電子書籍内にホームページのリンクを貼る』ことです。
Kindle本(電子書籍)の最後に紹介する著者プロフィールのところで、会社もしくは個人で運営するホームページのURL(リンク)を載せます。
そうすることで、購読者がホームページへアクセスできます。また、お問い合わせを受け付けることで、購読者からの信頼を得られるでしょう。場合によっては、商品サービスを購入してもらえることもあります。
購読者があなたが提供する商品サービスを購入する機会をつくるためにも、ホームページのリンクを設置するようにしましょう。もしお持ちでない場合は、載せなくても大丈夫です。
電子書籍内にメルマガ登録のリンクを貼る
Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法の2つ目は『電子書籍内にメルマガ登録のリンクを貼る』ことです。

Kindle本(電子書籍)の中にメルマガ登録用のリンクを貼ります。URLをクリックすると、名前やメールアドレスを入力するフォームが表示されます。
メルマガ読者を集めるときのポイントは『特典プレゼント』を用意することです!
日々いろんなメールマガジンが送られてくる中で、何のメリットもなしにメールアドレスを登録してくれる方は、ほとんどいないでしょう。特典をプレゼントする代わりに、メルマガに登録してもらう流れをつくることが重要です。
出版した書籍の内容や関連情報をSNSやブログで発信する
Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法の3つ目は『出版した書籍の内容や関連情報をSNSやブログで発信する』ことです。
FacebookやTwitter、note、メルマガなどの発信媒体で出版した書籍の内容または関連情報を投稿することで、閲覧者との信頼関係づくりに役立ちます。
情報はいろんなサイトや形式で使い回しできるのが一番のメリットです。
文章を音声や動画に形式を変えて配信することもできます。逆に音声や動画を文字に変換し、それをまとめて書籍をつくることもできます。情報発信するほど、知識やスキルを高めたり、実績や人脈をつくれたりするわけです!なので、ぜひ積極的にいろんな媒体で配信をしていきましょう!
セミナーや講演会などのイベントを開催する

Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法の4つ目は『セミナーや講演会などのイベントを開催する』ことです。
知人やビジネスの関係者などを集めて出版記念の講演会、もしくはセミナーを開催して知名度を上げる方法があります。参加者にあなたのことをより知ってもらうことで、濃いファンをつくることも十分可能です。
セミナーや講演会などで、一度に多くの方にあなたの考え方や情報を届けることは効率良い手法です。ビジネスを拡大するときに活用すると良いでしょう。
グループやコミュニティーをつくる
Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法の5つ目は『グループやコミュニティーをつくる』ことです。
AmazonのKindleで出版することで「著者」という肩書が手に入ります。そして、出版した本を購読した「読者」との間に、「先生(著者)」と「生徒(読者)」の関係ができます。
読者の中には、あなたの考え方や価値観に共感するファンがいます。このようなファンを集めて情報交換を目的としたグループやコミュニティーをつくることで、安定・継続的に収益を得ることも十分可能です。
そのために知っておくべき『4つのステップ』があります。
それは
- フリー(無料)
- フロントエンド(低額サービス)
- ミドルエンド(中額サービス)
- バックエンド(高額サービス)
です。
一度、書籍を購読された方はすでにお金を払っていますので、初めからグループやコミュニティーの参加費を有料にするのもいいでしょう。ですが、一人でも多くの方に参加してもらいたいのであれば、無料するのもアリです。
商品サービスを販売する

Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法の6つ目は『商品サービスを販売する』ことです。
電子書籍を出版した後、購読者にあなたの商品サービスを販売できます。
販売先としては、
- ホームページ
- メルマガ
- 販売サイト(Amazonのようなプラットフォーム)
- セミナー
- コミュニティー
などがあります。
有料で提供するものとしては、
- 有形
- 無形
の2パターンがあります。
1つは『有形商品』です。占い師であれば・・運気が良くなる「お札」「財布」「ブレスレット」「パワーストーン」などがあります。あなたが取り組むビジネスに関連する商品を販売するといいです。有形商品を持っていて、それを販売できる仕組みがある場合は、次の高額商品を売れる可能性があります。
もう1つは『無形商品』です。「知識」「ノウハウ」「スキル」などを提供するもので、カウンセラーやコンサルタント、税理士などの職業が該当します。Kindle本を購入してメルマガに登録された方に情報提供しながら、オンラインで教材(文章や音声、動画)を販売できます。この他にも、メルマガ読者向けにセミナーを開催して高額サービス・講座を購入してもらい、収益を上げることも可能です。
もし自分の商品やサービスを持っていない場合は、他人の商品を販売(アフィリエイト:代理販売)する選択肢もあります。
出版実績をホームページやブログ等に載せる
Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法の7つ目は『出版実績をホームページやブログ等に載せる』ことです。
出版実績をホームページやブログ、SNSに掲載することは『あなたのブランドづくり』に役立ちます。そうすることで、あなたが運営するサイトに訪問する方に一貫したイメージを持ってもらうことにつながります。
また、知名度の高いAmazonのKindleで電子書籍を出版することで、あなたが手掛ける分野の専門家・プロとしてのポジションを確立することも可能です。
そのため、Kindle出版の実績をホームページやブログなどで紹介することは、信頼や権威づけになると同時にブランドづくりにも効果があるわけです。
アマゾン Kindleでセルフ出版するデメリット

AmazonのKindleでセルフ出版することにメリットがある一方で、メリットもあります。
Kindleでセルフ出版する主なデメリットは、
- 良質な本をつくるのが難しい(高評価がつきにくい)
- 低評価のレビューがつくと売れにくい
- 余計な時間がかかる
- 肉体的・精神的な負担が大きい
です。
アマゾンのKindleでセルフ出版する主なメリット
- 実績・ブランディングできる
- 印税収入が得ながら集客できる
- 新たな人脈ができる
- 自分のノウハウ・経験を認知してもらえる
- 信頼や権威を獲得できる
と、デメリットの要素を比較すると出版するメリットが多いです。セルフ出版は難しいと感じるかもしれませんが、この記事で解説したとおりにやれば、自分でも出版できます。

それはわかったけど・・時間がないし、どうもITが苦手なんだよね。しかも、本を出版したとしても、ちゃんと読んでもらえるか不安。
あなたと同じような悩みを持っている人はたくさんいます。
でも安心してください。セルフ出版のメリットを活かしつつ、デメリットを解消する方法があります!
そのための効果的な方法をこれから紹介していきまます。
Kindle本をセルフ出版するのもいいけど、代行を利用するのもおすすめ!

Kindle本(電子書籍)を出版してみたいけど「原稿を執筆するのが面倒くさい」「本をつくる時間をとれない」「文章を書くのが苦手」「(デザインやEPUBなど)専門的なことがわからない・・」場合は、自分一人でやろうとせずに出版代行サービスを利用することがオススメです!
自分一人で出版するよりもはるかに手間を省くことができます。さらに、プロに制作を任せることで質の高い電子書籍を出版することができ、ご自身の集客やブランディングづくりに役立ちます!
出版代行サービスには、
- 表紙カバー(デザイン)の代行
- キャッチコピーの代行
- 文章作成・添削・編集の代行
- 原稿の電子化(EPUB化)の代行
- 出版手続きの代行
- PR(宣伝告知)の代行
があります。
一部を代行してもらうのも良いですし、全てを外注する手法もあります。
Amazon Kindle本の出版代行については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
Amazon Kindle本の出版代行を利用するメリット!おすすめの活用方法も紹介
【まとめ】Kindle出版はメリットだらけ
ここまで「Kindle本をセルフ出版する方法とそのメリット」をテーマにお話してきました。
お伝えした内容をザッと確認しますと・・
- Kindleでセルフ出版する方法
- アマゾン Kindleでセルフ出版する5つのメリット
- Kindleのセルフ出版をビジネスに活用する具体的な方法
- Kindle本をセルフ出版するのもいいけど、代行を利用するのもおすすめ!
の4つです。
自分で出版するのも良いですが、使える時間は限られています。また、出版ひとつとっても「得意なこと」「苦手なこと・できないこと」があるわけです。仮に、自分ですべての工程をこなし出版できたとしても、時間や労力をかけた割には売れないってことも頻繁に起こります。
そう考えますと、出版までの工程を自分一人でやるのは、時間的にも精神的にも無駄です。
効率良く出版して実績やブランディングづくりをするためには、専門家やプロの手を借りることが重要です。出版を任せることで、自分の得意なこと・重要なことに集中して取り組む時間を確保できます。その結果、より大きな利益を生み出すこともできるわけです。
Kindle出版を考えられているのあれば、この記事で紹介したことを参考にされてみてください。
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